コミュ障の友達から、こんな質問を受けました。
最近どう?って何?
私自身も本来コミュ障で、共感力が低めです。
それをカバーして生きていくために、「傾向と対策」をひとり実践し、最適解を模索し続けてきました。
幼少より分析を重ね、感覚で察するというより、頭で察して今に至ります。
外ではきちんと社会性を保っているので、「コミュ力高め」と言われることも、しばしば。
その、経緯を知っている友人からの質問でした。
「最近どう?」って何?
何について聞きたいのか良く分からない。
いつも返しに困るんだけど。
「最近どう?」って、会話のとっかかりとしては、いたってありがち。
でも、こんな初歩的な質問にもつまづくのが、コミュ障。
「どう」って「何」について聞きたいんだろうか?
仕事?恋愛?家族?健康?
え?
どれ?
「仕事、最近どう?」と聞かれれば、迷わない。
「彼 or 彼女と、どう?」と聞かれれば、迷わない。
なのに、「最近どう?」と聞かれた瞬間、迷いが出る。
これぞ、コミュ障の思考回路。
つまずきがちのこの会話について考えてみたところ、3つのパターンに分類して、友人に説明してみました。
分類1)単なる挨拶パターン(男性に多い傾向)
特に話題がすぐに浮かばない。
そんな時に「お疲れ」「元気?」「久しぶり」くらいの挨拶代わりに、とりあえずこのフレーズを使う。
このシーンで使われる「最近どう?」は、単なる挨拶と同じです。
あくまで傾向ですが、男性に多いと思います。
だから聞かれた時は、「ぼちぼち」「まあまあいい感じ」など、何かしら発言したらそれで良し。
A)最近どう?
B)まあまあかなー。ってか、ここ暑くない?
暑いー。これクーラー効いてないだろ。
なんて感じで、突然、話が断ち切れることもあるが問題なし。
質問者には、知りたい何かがあるわけでないから、なんだって良し。
分類2)ミラーリングパターン (女性に多い傾向)
続いてのミラーリングパターンは、少々は色が異なります。
「聞いてほしいことがあるけれど、話の切り出し方が分からない」時に、
「最近どう?」を代用することがある。
質問者が、自分の方から、聞いて聞いて〜と言えれば良いけれど、歳を重ねると共にストレートさを失うものである。
なので、まずは相手に投げてみる。
こんな時は、
最近どう?
変わりないよ。そっちこそ最近どうなの?
実はさ〜
といった具合に、聞かれた通りに相手に聞き返してあげる。
あとは流れに乗って、質問者の本来のトピックへと会話が進む。
これで良し。
「鏡のように返答する」という意味で、ミラーリングパターンと勝手に命名しました。
傾向として、女性に多いパターンです。
分類3)実は隠れた目的があるパターン
最後のパターンが難解で、一番悩ませてくれます。
本当は聞きたいことがある、実は隠れた目的があるパターンです。
会話例はこちら。
最近どうよ?
ぼちぼちですね
。。。
え?(おとぼけ顔)
〇〇の件だよー!どうなの?
質問者は、どうやら何かについて聞きたい模様。
実は隠れたトピックがあるならば、具体的に聞いてくれれば良いのですが、
本来は察することが出来る人が多数なので、省く人もしばしば。
こんな時は、「え、何が?」という風味を出しておとぼけ顔をしてください。
親切な質問者は、「○○どう?」と言い直してくれます。
「おとぼけ風味」が効きます。
私の場合は、だいたいこの3つの分類で「最近どう?」のくだりはこなせてきています。
迷ったら参考にしてみてください。
あくまで私見による分類なので、荒削りなのはご容赦を。
最後に
この記事を読んでくれたあなたは、会話で同じ疑問を感じたことがある方だと思います。
会話って難しいですよね。
恐らくですが、質問の意味や関連性を考えてしまうタイプではないでしょうか?
あと、言葉の定義とか。
私はそうでした。
でも経験則から言って、案外、深い意味がないパターンが多いようです。
なので、返しも「だいたい」で大丈夫みたいです。
だいたいで、ボチボチやっていきましょう。