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欧米人がマスクを忌み嫌う謎。何故マスクをしないのか外国人に聞いてみた

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欧米人がマスクを忌み嫌う謎

別に予防のためにマスクくらいつけたらいいのに、絶対つけないあの拒絶姿勢

不思議に思ったので、何でマスクをしないのか外国人の知人に聞いてみました。

私が思う欧米人のマスクへ疑問

コロナで死者が多い欧米。

マスクくらいしたら良いのに意地でもマスクをしないんですよね。

マスクつけていると重病の感染症患者のように思われます。

普段風邪くらいでマスクを付ける文化がないことは承知してます。

「マスクで予防する」という概念がないのは承知してます。

でも時はコロナ禍。

もともとマスク文化がないとは言え、最悪死ぬか生きるかの話で、マスクをつけるなんて大した問題じゃないじゃん。

それでも意地でもつけない。

何故そこまで忌み嫌うのかとても不思議でした。

マスクをつけることが自尊心を傷つけるのか。

そんなに欧米人にとってマスクが屈辱的なのか。

まさか、マスクによって辱めでも受けた歴史があるのか。

もしそうならば、私は文化的背景への理解が足りない。

気になったので身近な外国人にマスクについて聞いてみました。

20代前半イタリア人女性とマスク

20代前半イタリア人女性。

マスク文化がないイタリア北部出身。

死者が急増して欧州がコロナのエピセンターになるまで、マスクを付けているアジア人を不思議な目で見ていました。

ある日、彼女に聞かれました。

「なんでアジア人ってマスクつけるの?」

「マスクつけてる人を見るとみんなが避けているんだけど危ないの?」

「あの人達は病人なの?」

若くてピュアな子だったので単純に疑問を持ったみたいです。

「予防」の概念を説明してみました。

「あの人たちは病人ではないけど、病気にならないように予防している」

「自分の飛沫が飛んだり、相手の飛沫で風邪ひいたり感染したりしないように気をつけてるの」

※マスクは自分の飛沫を防ぐ効果はありますが、相手の飛沫を防ぐ効果は薄いとも言われています。

時期的にはコロナが欧州でパンデミックを起こす直前だったので、こう付け加えました。

「多分、欧米でマスクをつけることがどういう風に見られるか理解してつけていると思うから、むしろ公衆衛生意識が高い人だと思って良いと思う」

かなり納得してくれました。

その後は、「マスクをしているアジア人の近くなら安心して地下鉄で座れる」と言っていました。

彼女自身は人生でこれまでマスクをしたことがないと言ってました。

「マスクをつけたくない」ではなく、人生でマスクをつけている人を見たことがなかったから、「マスクをつける概念」がわからなかったそうです。

文化的には納得です。

彼女の場合は、欧州で一番初めにアウトブレイクが起きたイタリア北部出身。

そう言った意味でも危機感やマスクへの考えが変わるのが早かったように思います。

日本人のように常にって感じではないですが、必要だと本人が感じる時はマスクをつけるようになってました。

40代前半イギリス人男性とマスク

続いては、40代前半イギリス人男性。

彼はブラジル出身ですが、両親はイタリア人。

イギリスに長く住んでいるのでイギリス国籍も持っています。

パスポートが3つあるそうです。

純ジャパにはスケールの大きい話です。

彼の趣味は旅行で、100ヶ国以上旅もしていて他文化にリスペクトがあります。

綺麗好きなので家では靴を脱ぎます。

土足NGです。

お風呂に入らずベッドに入ることを嫌がるくらい綺麗好きです。

そんな彼でも、意地でもマスクをつけません。

意地でも。

ロックダウン中のスーパーなどへの買い出しでも、マスクをつけない頑なスタイル。

なぜマスクをつけないのか尋ねるとこんな返答が。

「マスクは病人がつけるもの」

「病人じゃないならマスクはつけない」

うーん。

「でもさ、じゃあなんで病院ではPPE(防護服)をつけるの?」

「予防のために患者から感染しないように、医療従事者はマスクをつけて守ってるんでしょ?」

と、聞くと意外なリアクションが返ってきました。

「イギリス政府もマスクにエビデンスはないと言っている」

え、普段イギリス政府そんな支持してたっけ。。?

結構、イギリス政府にうんざりしてる感あったような。。。

謎にイギリス政府を引き合いに出してきました。

彼はそもそもとてもインテリなんです。

ちょっと前にオックスフォードの理系の学部でマスターも取ったくらいの秀才なんです。

何でこんなにもマスクのことになると論理が破綻するだろうか。

綺麗好きでアジア文化が好きな彼の家では土足は厳禁です。

知性がある彼なのに、必要以上に過剰反応。

謎は深まるばかり。

そして疑問が湧きました。

エビデンスがどうとかマスクをつけない理由を積極的に探すくらいだから、よっぽどのこと。

もしかして、マスクがそんなに屈辱的なの?

人格や存在を否定するほどのものだったり?

過去にマスクで辱めでも受けたの?

謎です。

その後、しばらくして。

イギリスでは公共交通機関に乗るときはマスクが必須になりました。

マスクがないと電車乗れないから仕方無いと、マスクを嫌う彼もを箱買いしてました。

法的強制力があれば、マスク着用を受け入れられるようです。

50代前半フランス人女性にマスクへの疑問をぶつけた

50代前半フランス人女性に聞いてみました。

彼女はご両親のルーツが中東系のフランス人で、旦那さんがイタリア人。

仕事の関係で、ドイツ、スイス、スペインなど色々な国で経験もあり5ヶ国語話せるマルチリンガル。

とっても感性豊かで文化教養が高いので、彼女なら私の疑問を解決してくれるのか期待値大。

上記の疑問、「マスクってそんなに屈辱的なの?」を聞いてみました。

すると回答は、意外なものでした。

「ただ、マスクが億劫なのだけなの」

「予防がどうとか、身を守るとか何にも考えてないと思う」

「屈辱とかでもない」

「ただ、彼らは面倒なの」

嘘でしょ?

「宗教的とか文化的とかで屈辱的だから、マスクを受け入れられないとかそう言う感じじゃないの?」

と聞いたけど、文化的宗教的にマスクが屈辱とかそんな感じではないらしい。

ただ、「つけたくない」だけ。

こんなに死者が出ていて、何だそりゃって感じですが。

大きな理由があるわけじゃないならマスクつけるくらい大したことなくない?と思ってしましますが。

でも、そうらしい。

彼女はコロナの後は、スーパーなど屋内施設に入る時は家族みんなマスクをつけるようにしているそうです。

小学生の子供は喋りにくいから最初はマスクを嫌がったそうですが、今は大丈夫だそうです。

教育の賜物です。

やっぱり、子供の頃からの慣れも大きいのかな。

日本人は公立の学校行けば、給食当番で否応無しにマスク強制されるからな。

まとめ

以上、ヒアリングによると「マスクは屈辱ではない」そうです。

私の仮説は見事に外れました。

屈辱じゃないなら、逆にそこまでマスクを拒絶する理由がよくわからない。

真夏の日本でマスクつけると蒸れるし不快って感じに近いのかな。

謎は謎のままです。

マスクについては書かれていませんが、今気に入っているイギリスのライフスタイル本を折角なのでご紹介。

忙しない日本にはない価値観がたくさん詰まっていて、読んでいて楽しいです。

小耳に挟んだ話

どこで聞いたか忘れましたが、マスク絡みですごく納得した話を思い出しました。

欧米人は会話をするときに、口元をみて会話をする。

一方、日本人は目を見て会話をする。

目から温度感などを読み取る日本人は、サングラスをかけている人になんとなく恐怖感を感じてしまう。

目元が見えないと、信用できないというか、萎縮というか、構えちゃう。

欧米人はマスクの存在が、この日本人で言うサングラスに当たるそう。

なんだか説明不可な恐怖を感じるそう。

この文化の違いは非常に納得しました。

トランプ大統領も「マスクをしているやつは何か隠しているようだ。後ろめたい何かがある」的な事言ってましたが、まさにこの感覚なのかも。

サングラスをかけている人は表情が見えず、何を考えているかわからない、と言う印象を持つ人いますよね。

ふと思い出して、非常に納得した話でした。

ちなみに、敏感肌の方はマスクの種類には気をつけましょう。

不織布のマスクは肌が荒れます。

布製がおすすめです。

また、マスクを外すときにそれまで蒸れていた肌が一気に乾燥するので、保湿も忘れないようにしましょう。

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