「get caught in」はよく出てくる熟語です。
皆さんも映画やドラマのどこかで、見たり聞いたりしたことがあると思います。
「にわか雨にあった」なんかの表現が頻出です。
しかし、Lady Gagaの使い方はワンランクもツーランクも洗練されています。
英語の歌詞から英語のフレーズを覚えてみましょう。
「get caught in」の意味は?
be/get caught (up) in something
思わぬところで不愉快な思いをしたり、イライラする面倒なシチュエーションに巻き込まれた時に使います。
例文を見てみましょう。
We were caught in a heavy storm.
ひどい嵐にあった。
Sorry I’m late – I got caught in traffic.
遅れてごめん。渋滞に引っかかった。
She got caught up in a clash between protesters and police.
彼女は抗議者と警察の衝突に巻き込まれた。
使い方の例文は、「にわか雨にあった」「渋滞に引っかかった」など天気や渋滞系が多いです。
Lady Gaga「Bad Romance」
音楽好きでもメロディ重視派、インスト重視派、歌詞重視派といますが、私は全部重視派です。
好きな曲はあげたらきりがありませんが、大好きな曲は歌詞が大好きってことが多いので。
恐らく平均よりも歌詞に重きを置いているようです。
そんな、青春時代は音楽に捧げた元オタクとして度肝を抜かれた一曲があります。
Lady Gagaの「Bad Romance」。
「ああ、オーオー言っているあの曲?」
「まあ、Bad Romanceは有名だし売れたしね、はいはい」
と、一蹴されそうですが、少しお付き合いください。
Oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh
Caught in a bad romance
Bad Romance by Lady Gaga
「Caught in a bad romance」
曲の最初のイントロからの、たったワンフレーズで持って行かれました。
Lady Gagaの何がすごい?
Lady GagaのBad Romanceで度肝を抜かれた最初のフレーズ。
Oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh-oh
Caught in a bad romance
Bad Romance by Lady Gaga
「get caught in」をこんな風に使うのを私は初めて聞き心打たれました。
つまりは、「破滅的などうしようもない恋に落ちてしまった」という歌詞なんです。
もっとこの感覚をうまく和訳できたらいいのに、と悔しい気持ちでいっぱいです。
Get Caught inは、悪天候などで予期せぬものに遭遇した時に使うのがよくあるパターン。
「ロマンス」を説明するのにこの表現をつかったんです。
不本意にも、にわか雨のよう渋滞のように、破滅的な恋に引っかかってしまったんです。
「Caught in」によって、不本意感がすごい伝わります。
すごい表現力。
ちなみにガガも作詞に携わってます。
日本語の表現力が足りなくてうまく伝えられませんが、天災のような恋だったんでしょう。
イントロからのこのワンフレーズでノックダウンです。
「Bad Romance」は難しい単語は出てきませんが、ガガに芯の強さや感性が感じられる歌詞です。
10年以上前の曲ですが、今でもこの曲はお気に入り。
英語のフレーズは覚えても覚えても終わりありません。
イメージを描写して覚えると丸暗記より楽なので、洋楽の歌詞はオススメの勉強法です。