日本人の永遠の憧れと言えば、ヨーロッパ。
「定番のパリ旅行はもちろん良かったけれど、ちょっと次は違う所も行ってみたい」
そんな、ヨーロッパの新しい旅行先を開拓したい方に向けて、
ヨーロッパ周遊旅行をして楽しかった国、もう一度来ようと思った都市をご紹介します。
実際に、ご紹介するほとんどの国は2度以上行ってます。
海外旅行に欠かせないのは、やっぱりおいしいご飯と美しい街並み。
食と景色をベースにオススメの国、都市をピックアップしました。
美味しもの食べて、きれいな街並みを見ながら散歩して写真でも取って、
観光もほどほどにする感じのゆるめの旅向けです。
セントジュリアンズ、ヴァレッタなどマルタ島全土(マルタ)
地中海に囲まれてマルタ島は、温暖で海がとてもきれい。
バカンスの場所としてヨーロッパの国の方から人気の国です。
ヨーロッパの中では、物価が安く治安も良いです。
英語が公用語なので、言語の点でも敷居が低いです。
以前はアジア人なんてほとんどいませんでしたが、日本でも猫の島として近年有名になり観光スポットとして認知されてきています。
猫のだけあって、人口より猫が多くて、そこら中に猫がいます。
食事は最高です。
地中海に面しているので、海の幸が美味しく食べれます。
ムール貝のパスタがめちゃくちゃ美味しかったです。
物価が安いので、結構いい食事できちゃいます。
地元の名物はうさぎ。
もこふわ好きには怒られそうですが、くせもなく美味しいです。
歴史柄、イギリスやイタリア、トルコなど色々な国の文化の影響を受けているので、一つの国で様々な表情が楽しめます。
小さな国なので、セントジュリアンズか首都ヴァレッタに拠点を置いて、国一周も簡単にできます。
古都イムディーナまで足をのばせば、中世の趣を残した静寂の景色と出逢え、
青の洞門に行けば、美しい青い海と自然が作り出した神秘的な洞窟が見ることができます。
小さな島なのに見どころ満載です。
冬でも温暖で過ごしやすいので、寒いところは苦手って方にはもってこい。
日本での忙しい日々を忘れて、青い空と青い海を見てゆっくりしたい方におすすめです。
スプリット、フバル島(クロアチア)
クロアチアは、ジブリ映画の「紅の豚」「魔女の宅急便」の舞台と言われている国です。
首都ザブレグの次に大きな都市スプリットは、美しいアドリア海に面した港町です。
スプリットの旧市街全体は世界遺産にも登録されているだけあって、街並みがとっても美しくてキュート。
透き通る海と美しい街並みの両方が一緒に楽しめるのでオススメ。
海岸沿いにたくさんのカフェやレストランが立ち並び、綺麗な海を眺めながら、昼間からお酒を飲みつつぼーっとしる時間はまさに至福です。
スプリットからフェリーで2時間で行ける離島、フヴァル島もおすすめです。
こじんまりした島で、一層プライベートリゾート感を感じられます。
フヴァル島の海は透明で透き通っていて本当に綺麗です。
ビーチで泳ぐのも良し。
海を眺めながら本を読むのも良し。
リラックスした贅沢な時間が過ごせる心地良い島です。
漁業が盛んなので、海の幸がフレッシュで美味しいのも、我々日本人には嬉しい所。
まだまだ他のビーチリゾートに比べてアジア人が多くはないので、リラックスした時間が過ごせます。
フィレンツェ(イタリア)
イタリアはどこも都市も観光のしがいがありますが、花の都フィレンツェはイタリアの中でも一番のおすすめ。
中世の面影が保存された街並みは、これぞイメージしていたヨーロッパ!とため息が出るほどの美しさ。
フィレンツェと言えば、やっぱり、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオモ)。
ドゥオモのクーポラ(ドーム)に登っての街並みを眺めるのは定番ですが、
ドゥオモのすぐ横にあるこの細長い建物、ジョットの鐘桜に登って街を一望するのもおすすめです。
ジョットの鐘桜の右側にドゥオーモが見えるので、ドゥオモ込みでフィレンツェの街並みの写真を撮影できます。
美しい街を上から眺めると、何とも言えない感動があります。
ドゥオモのクーポラかジョット鐘桜のどちらかはぜひ登ってくださいね。
名物はランプレドット(牛のもつ煮込み)。
牛の4番目の胃袋を香味野菜やハーブと一緒に煮込んだもので、フィレンツェの人々のソールフードです。
オススメはランプレドットのパニーノ(いわゆるパニーニ)。
美味しすぎて滞在中、毎日食べました。
ランプレドットの屋台が色々出ているので、食べ歩いてお気に入りのお店を探すのも楽しいかも。
中世の街並みを残すフィレンツェは、街歩きをしているだけで映画の中に入ったような不思議な気持ちになります。
街が小さく観光スポットが集中しているので、ぜひ色んな道を歩いてみてください。
散策していると、かわいいお店にも沢山出会えます。
時間があれば、シエナまで日帰り旅行なんかもオススメです。
ブダペスト(ハンガリー)
ブダペストは3回行ってしまったくらいオススメの都市。
ハンガリーに行ったら、温泉に行きましょう。
あまり知られてませんが、ハンガリーは温泉大国です。
その歴史は長く、2000年以上前からと言われています。
その首都ブダペストは「温泉都市」の称号を持つほど温泉が生活に溶け込んでいて、多くのハンガリアンが、朝に温泉に入ってから仕事に行くそうです。
ハンガリーの温泉は地熱で温められた地下水を汲み上げているため、温度が35度前後とぬるめ。
お湯に浸かってチェスをしたり、ビール飲んだりと、長時間温泉につかりながら時間を過ごします。
ちょっと日本の温泉とは世界観が違います。
おすすめの温泉は、ルダッシュ温泉。
16世紀に建てられたトルコ式の温泉施設で、ハンガリー最古の温泉と言われています。
トルコ式の代名詞であるドーム型の屋根で、歴史と趣が感じられます。
私はタイムスリップしたのか?思わせてくれる、テルマエロマエの世界でした。
同じくブダペストにあるヨーロッパ最大の温泉セーチェーニ温泉に比べて、ルダッシュ温泉はこじんまりして落ち着いた雰囲気の施設で、地元の方に人気です。
基本的に温泉では水着着用なので、水着は必ず持参していきましょう。
ハンガリーのブダペストは美しい街並みは勿論のこと、物価が安いので他のヨーロッパに比べて贅沢感が味わえます。
フォアグラが名物です。
物価が安いので、1500円くらいで拳サイズが2個分くらいの大きさのフォアグラが頂けます。
贅沢で美味しいご飯が超お値打ちにいただけるので、ブダペストはグルメで温泉好きな方にオススメです。
プラハ(チェコ)
チェコの首都プラハは、中世時代の建物がそのまま残る街で、街並みの美しさは、世界一です。
大小の赤い屋根が並ぶ街並みはまるで映画のセットのようで、ここは、おとぎの国なのかと錯覚するような可愛らしさです。
プラハ一番の観光名所プラハ城の正門には、今も衛兵が立って城を守っています。
正午には衛兵の大々的な交代式を見ることもできます。
15世紀に建てられたゴシック様式の旧市庁舎。
精巧な天文時計があり、9時〜21時の1時間ごとに動くからくり時計は必見です。
赤い屋根とゴシック様式の歴史ある建物が並ぶプラハの景色は、他の都市にはない特別な絵だと思います。
何度行ってもときめくのが魅惑のプラハ。
チェコ人は恥ずかしがり屋で控えめですが心を開いたら人懐っこいので、日本人とパーソナリティが近いと思います。
過ごしやすい春夏秋のプラハも文句なしに綺麗ですが、寒さに強い方なら真冬のプラハも必見。
ゴシック建築と中世の街が雪化粧で飾られると、一層ロマンティックです。
アムステルダム(オランダ)
オランダと聞くとチューリップと風車のイメージが先行しがちですが、それをいい意味で裏切ってくれるのがアムステルダム。
オランダの首都アムステルダムは、美しい運河やモダンな美術館、おしゃれなカフェや雰囲気の良いバーが立ち並び、とても洗練された観光都市です。
どこを切り取っても、街並みがなんかおしゃれで素敵です。
少し足を伸ばして、アムステルダム市内から1時間ほどのところにあるキューケンホフ公園。
電車で15分のザーンセ・スカンスの風車村にいけば、風車やチューリップなどのイメージ通りのオランダらしい風景にも出会えます。
都市と自然の二つを楽しめるオススメの旅行先です。
オランダ人は英語が堪能なので、他のヨーロッパの国よりも積極的に英語で話してくれます。
いい意味で、旅行に行く前と行った後で印象が変わった都市ナンバーワンはアムステルダムでした。
アムステルダムの観光でオススメは運河クルーズ。
100km以上の運河と約90の島々、そして1500もの橋から成り立っているアムステルダムの運河は世界遺産に登録されています。
1時間ほどでアムステルダムの観光スポットを運河の上から眺められます。
アムステルダムに到着したら、まず最初に運河クルーズをして気になるスポットをチェック。
観光する前に街の様子が予習できるので、オススメのクルーズの乗り方です。
夜景を楽しめるナイトクルーズも人気です。
オランダの名物はチーズ。
ゴーダチーズやエダムチーズなど沢山のチーズが手ごろに食べられます。
日本だと美味しいチーズはちょっとお高いですよね。
オランダ滞在中に色んなチーズを楽しみましょう。
ブリュッセル/ブルージュ(ベルギー)
ブリュッセルのシンボルは、「世界で最も美しい広場」と称されるグラン・プラス(Grand-Plece)。
緻密な装飾を施された建物に四方を囲まれた約110m×70mの美しい広場です。
ここのグラン・プラスで毎年開催されるのがベルギービールのフェスティバル「ベルギー・ビール・ウィークエンド」です。
ベルギービールは、ユネスコ無形文化遺産にもなっています。
ビールフェスティバルには、世界的に有名な醸造所から、小さな家族経営の味わい深い醸造所まで、ベルギー各地から出展するので、
あらゆるベルギービールがその場で味わうことができます。
もう一つのオススメ名物はムール貝。
日本では結構値段がするムール貝がバケツ一杯に入って出てきます。
味付けも色々とあります。
バケツいっぱいのムール貝だなんて、ムール貝好きとしては幸せすぎる絵です。
ベルギービールとムール貝。
ビアフェスのタイミングで行くと広場いっぱいに様々なベルギービールが一同に集まっていて、楽しいです。
ビアフェスでへべれけになったら、今度はしっぽり観光も。
「水の都」「北のベネチア」とも呼ばれるベルギーの古都ブルージュは、地区がまるごと世界遺産に登録された歴史ある街です。
ブリュッセルから日帰りでも行けるので、ぜひ足を運んでみてください。
街を流れる運河や歴史的な建造物と昔ながらの石畳、中世とほとんど変わらぬ風景をながめて街歩きを楽しんでください。
チョコレートがおいしいので、一休みの際にはチョコをつまんでみてください。
ロンドン(イギリス)
ベタですがロンドンはやっぱりおすすめ。
少々物価が高いので食事代は他のヨーロッパの都市より高くつきますが、美術館や博物館が無料なので、観光が圧倒的に楽しめます。
施設入場料って結構するので、全部は入れなくて外観見るだけで終わっちゃう所も多いですよね。
ロンドンの他に、これだけ無料で美術館に入れる都市はないと思います。
お子様が楽しめるサイエンスミュージアムなどもありますので、ご家族連れも良いですね。
イギリスは料理が美味しくないって言うのが定評ですが、ロンドンは移民がたくさんいて大きい多国籍都市なので、東京のように色々な料理が味わえます。
フィッシュ&チップスも、美味しいお店に行けばとっても美味しいです。
イギリスの郷土料理も美味しいものがあります。
「イギリスは料理が美味しくない」って言うイメージで敬遠されている方はぜひ騙されたと思って一度訪問を。
おすすめはヨークシャープディング。
パブでもメニューにあります。
時間が許せば、コッツウォルズ地方や湖水地方など郊外まで足をのばしましょう。
ロンドンのシティーとは雰囲気の違うイギリスの原風景も見ることができます。
ウィーン(オーストリア)
中欧ヨーロッパを回るなら、ハンガリー、チェコ、クロアチアに合わせてウィーンもぜひ訪れてください。
音楽、アート、建築などで多くのアーティストを輩出した芸術の都ウィーン。
少しお洒落をしてウィーン国立歌劇場でオペラやバレエを鑑賞するのも大人の旅行ですね。
ウィーンでは世界的にも珍しく市内でワイン生産を行っており、ブドウ園の広さは700ヘクタールにも及び、ワイン都市と呼ばれています。
ウィーンのワインは基本的に国内で消費されるため、あまり日本で飲める機会がありません。
ウィーンにきたらワインを飲みましょう。
また、ウィーンにはたくさんのカフェがあり、ウィーンのカフェ文化は無形文化遺産になっています。
市内にはホテル・ザッハーがあり、その中に入っているカフェ・ザッハーは、チョコレートケーキの王様「ザッハートルテ」の発祥の地と言われています。
記念に食べておきましょう。
コンパクトな街で、見所が集中しているので、時間がなくても観光が周りやすいです
アートに触れながらワインをいただく大人の旅には、芸術の都ウィーンがオススメです。
まとめ
いかがでしたか?
ぴったりのヨーロッパの旅行先は見つかりましたか?
どこの国も都市も楽しみ方は沢山です。
予定詰め込んで分刻みの旅にすると、
「結局いろいろしたけど何したっけ?」と、
計画こなすことを意識するあまり、味わうこと忘れてしまうことがあります。
自分なりのコンセプトを決めて旅の計画を組むと、現地の空気や時間の流れを感じながら、旅先での経験や思い出を残すことができます。
次の旅のコンセプトをまずは一つ決めて、ぴったりの滞在先を見つけましょう。
旅に便利なグッズも紹介していますので、合わせてご覧ください。