レビュー依頼を頂き、動画編集ソフト「EaseUS Video Editor(イーザスビデオエディター)」を試してみました。
写真から動画へと、メインのコンテンツが変化してきている今日この頃。
個人でも動画作成する機会が増えてきました。
- VlogやYoutube用のビデオを編集したい
- お祝い用のショートビデオを作りたい
- オンライン学習の教材ビデオやガイドを作成したい
作り出したら慣れるんでしょうが、編集ソフトは使い始めがややこしいんですよね。
慣れるまでが、初心者にはハードルです。
私の場合は、画像はいじりますが、動画作成は全くしません。
そんな「動画制作初心者の私」が使うと、使用感はどんな感じなのかをレビューしたいと思います。
EaseUS(イーザス) ソフトフェアとは?
今回使用したソフトは、イーザス ソフトフェアの、EaseUS Video Editor(イーザス ビデオ エディター)。
イーザス ソフトフェアは2004年に創設された、データ管理領域に特化したソフトウェアのリーディングカンパニー。
データリカバリ、データバックアップ、システム最適化など、ソリューションが主軸です。
世界160以上の国と地域で展開していて、ユーザーは800万人以上。
株式会社ベクターや株式会社イーフロンティア、アマゾンジャパン株式会社、楽天株式会社など、日本でも有名な大企業と取引している、実績あるメーカーさんです。
今回のEaseUS ビデオエディターは、動画編集に特化した製品です。
動画編集ソフトEaseUS Video Editorの特徴は?
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ビデオエディターの特徴は、初心者でも動画編集を使いこなせる簡単設計。
無料の体験版でも、動画の時間制限がないのも長所です。
必要な機能が一目で
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- トリミング
- カット
- 分割
- 合併
- 回転
- 逆再生
- 再生スピードの加速/減速
動画の編集に必要な機能は、全てカバーされています。
EaseUS Video Editorは、動画フィルターなどエフェクトが充実しています。
効果をかけることで、元動画とは違ったプロっぽい仕上がりになります。
- 50個以上の動画エフェクト
- 直感的に作業できる分かりやすさ
- 無料版でも時間無制限
どのタイプのファイルとデバイスにもご対応
EaseUS Video Editorは、以下の動画フォーマットで出力が可能です。
- MP4
- AVI
- WMV
- MKV
- MOV
- GIF
汎用性の高いフォーマットなので、日常的によく使われている、iPhone、iPad、Galaxy、Xperiaなど、主流のデバイスで再生可能です。
また、動画をDVDに焼いたり、YouTube、Facebook、TwitterなどのSNSへの共有も可能です。
ここからは、インストールから使用までの流れをご紹介します。
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インストールする際に、言語を選びます。
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インストールを開始します。
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インストールが完了すると、「Installation Successful」とあるウェブページが開きます。
また、インストール完了と共に、アプリが立ち上がります。
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スタートするには、まず画面比率を選択します。
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初めてアプリを使うときに、簡単なチュートリアル画面が出てきます。
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動画の分割や削除方法をガイドしてくれます。
普段、動画編集しない私でも、ハサミとかゴミ箱とか、用途はなんとなくイメージ出来きました。
ビデオエディターの機能
よく使いそうな、ビデオエディターの機能をご紹介します。
トリミング(分割)
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動画を選択すると、黄色いハサミマークが出てきます。
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黄色いハサミマークをクリックすると、その位置で動画を分割できます。
クリックひとつで、ビデオをよしなにトリミング出来ます。
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また、動画が選択された状態で、ゴミ箱マークの削除ボタンを押せば、
選択した動画が削除できます。
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右クリックからも、削除が可能です。
ミュージック
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音楽の挿入が出来ます。
87の曲が使用できます。
もちろん自前で用意した曲のアップロードも可能です。
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⬇️をクリックしてダウンロードすると、曲が視聴できます。
ダウンロードしないと、曲のプレビューはできません。
画像では「I love you」という曲をダウンロードしている最中です。
ダウンロード自体は、数秒です。
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ダウンロードが完了すると、ハートマークと+ボタンが表示されます。
+ボタンを押すと、曲を動画にのせることできます。
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白抜きのハートをクリックすると、塗りのハートに変わります。
塗りのハートになると、お気に入り曲として全曲の先頭に場所が移動します。
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曲には、スピードや音量など調整が可能です。
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私はSurface Goを使用していて画面が小さいので、
「フェードアウト」が見つけられず、奮闘してしましました。
スクロールしたら普通にありました。
画面の小さい方は、注意してください。
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最終的にフェードアウトが見つかったので、曲を2つ使用してみました。
テキスト
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30種類のテキストが用意されています。
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テキストタイプを選ぶと、スタイルとモーションを選択できるようになります。
- スタイル(影があるか無いか、レタリングありかなしか)
- モーション(文字の登場の動き)
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フォントスタイルや色、透明度も選べます。
テキストの位置は、右側にあるプレビュー画面上を移動すると設定できます。
トランジション(画面切替効果)
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画面切替効果(トランジション)は、59種類用意されています。
コチラもミュージック同様、ダウンロードしなければ動きをプレビューできません。
画像と効果名で、イメージはできますけどね。
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Dissolveを使用してみました。
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トランジションは、3つの場所につけること出来ます。
- 動画の冒頭
- 動画と動画の間
- 動画の最後
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トランジションの再生時間も、調整が可能です。
フィルター
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映像にフィルターをかけることも可能です。
おしゃれな感じのフィルターが多く、使えそうですね。
今回は元の素材を生かして、フィルターなし動画を作ってみました。
色補正やスピード調整
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動画単体で色補正やスピード調整がしたい場合は、動画の編集画面を開きます。
動画をダブルクリックするか、
動画を選択した状態で鉛筆マークの編集ボタンをクリックしましょう。
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スピードの調整だけでなく、逆再生も可能です。
クロップ
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プレビュー画面を見ながら、クロップが出来ます。
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「アスペクト比を維持」にチェックを入れると、
画面比率が固定された状態で、位置を調整できます。
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今回作成した動画では、ポットにお湯が注がれるシーンを、
前半は、ポットの底をズームした状態で、
後半は、引きの絵で見えるようにクロップしてみました。
エクスポート
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完成した動画を、エクスポートします。
出力ボタンを押します。
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ビデオフォーマットを選択して、「出力」を押します。
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40秒の動画は、1分くらいで出力できました。
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出力完了です。
母の日のイメージ動画を作ってみた
母の日が近いので、「母の日」的なコンセプトで動画を作ってみました。
「母」「紅茶」をキーワードにした、イメージビデオ的な感じ。
素材は、自分でフリーのいくつかピックアップして用意しました。
もともとは、20秒くらいのムービーにしようと思っていましたが、
ミュージックのフェードアウトの機能が見つけれず、曲の長さに合わせて40秒以上になってしまいました。
結局のところ、フェードアウト機能はスクロールしたら普通にありました。
最後の最後でフェードアウトを見つけたので、20秒に戻そうかと思いましたが、断念。
いじっている間に面倒になり、仕上がりは40秒のままです。
私の視野が狭かったせいで、無駄に力尽きました。
ちょっと長いですが、参考までにご覧ください。
YouTubeをMP3に変換する
動画編集という点ではメイン機能ではないですが、イチオシなのがMP4をMP3へ変換する機能です。
ライフスタイルによっては、変換機能は便利です。
私の場合は、動画は「ながら」観が多く、音だけで済ますことが日常的。
なので、音だけで良かったりします。
この機能を使えば、例えば、YouTube動画をMP3の音声データに変換することも出来るわけです。
EaseUS Video Editorを試した感想
動画制作ビギナーとして、EaseUS Video Editor(イーザス ビデオ エディター)を試した感想をまとめます。
良かった点
- 分割や効果のかけ方など、作業がわかりやすい
- 直感的に使えるシンプルなUIデザイン
- 基本的で、かつお洒落に見えるための編集機能が網羅されている
- 無料の体験版でも、動画時間が無制限
ゴテゴテしたデザインが好きではないので、シンプルなUIが好みな感じでした。
見た目がシンプルなので、どのボタンをクリックしたら良いのか直感的に分かりやすいです。
非常に簡単に、作業が出来ました。
改善したら嬉しい点
「動画を簡単に作成する」という初心者向けのソフトとしては、ビデオエディターは完成されていると思いました。
なので、「改善してくれないと困るよ」って話ではないんですが、
「改善したらプラスアルファになるよね」という点をお伝えします。
- テキストも画面切替効果の様に、フィードイン、フェードアウトが選べると良い。
→テキストモーションは、テキストが入る時のみなので。 - 図形があると良い。
→丸、四角、三角、罫線など、シンプルな図形があれば使えそう。 - トランジション、フィルター、音楽のプレビュー機能があれば良い。
→ダウンロードをしてみないと、実際にどの様な見栄えになるか分からない。 - 0.1倍より細かく調整出来たら良い。
→出来たら、尚いいって話です。
私は動画作成については初心者ですが、基本的にデザインが好きです。
仕事でも、長らく販促物等のディレクションをしていたりしましたので、
この手の制作系は、やりだすとデザイン欲やこだわりがどんどん出てきます。
「もう少し、こういうフォントスタイルがいい」だの、なんだの。
そのため、動画作成は初心者なのに、やりたいことが増えいくわけです。
「音楽の最後のだけを、もっと微調整でスローにしたい」とかなんとか。
例えば、スピードは0.1刻みです。
「あー。もう少し細かく調整出来たら、より完成度上がるのに」と、
作業中に何度か思いました。
しかし、同時に、
「簡単な初心者向けソフトにそこを求めるのは違うのかな」とも思います。
動画初心者の割に「ここをこう調整したい」と次々に欲望が出てきたのは、
ソフトの使用が簡単だったからだと思います。
一つ動画を作る間に作業に慣れてしまったので、次々と欲が出るわけで。
まとめとして、EaseUS Video Editorは、
「作業は簡単シンプルに、でもスタイルはプロっぽい動画」を
サクサク作りたい人に向いているソフトだと思いました。
料金プラン
体験版 | 完全版 | |
---|---|---|
動画時間 | 無制限 | 無制限 |
全機能の利用 | ○ | ○ |
すべての素材の利用 | × | ○ |
1080p解像度の動画をエクスポート | × | ○ |
ウォーターマークなし | × | ○ |
価格 | 無料 | 3,949円(税込)〜 |
EaseUS Video Editor(イーザスビデオエディター)注意点は動作環境です。
Windows 7、Windows 8.1、Windows 10が対象です。
Macでは使えませんので、Macユーザーの方は注意しましょう。
料金プランは、素晴らしいの一言。
体験版でも動画時間の制限がないのは、珍しいです。
無料版は、時間が5分とか10分とかのソフトが多い中、時間無制限。
そして、機能が全部使えるのも、素晴らしいです。
解像度の高い動画をエクスポートしないなら、体験版で十分です。
恐らく自分で素材を集めることができる方が多いと思うので、その点でも無料版は十分活用できます。
簡単に動画編集したい方は、使ってみて使用感確認する価値のあるソフトだと思いました。
※ボタンをクリックすると、ビデオエディターのダウンロードが開始します。