レビュー依頼を頂き、PC画面録画ソフト「EaseUS RecExperts(イーザスレックエクスパーツ)」を試してみました。
EaseUS RecExperts(イーザスレックエクスパーツ)は、録画しながらテキストを追加したりハイライトを入れたりと編集が可能です。
これまでいくつか画面録画サービスを使ってきましたが、録画中にリアムタイムで編集もできるスクリーンレコーダーは「お初」。
EaseUS(イーザス) ソフトフェアとは?
EaseUS RecExperts(イーザスレックエクスパーツ)は、イーザス ソフトフェアの製品です。
イーザス ソフトフェアは2004年に創設された、データ管理領域に特化したソフトウェアのリーディングカンパニーです。
データリカバリ、データバックアップ、システム最適化などソリューションが主軸です。
世界160以上の国と地域で展開していて、ユーザーは800万人以上。
株式会社ベクターや株式会社イーフロンティア、アマゾンジャパン株式会社、楽天株式会社など、日本でも有名な大企業と取引している、実績あるメーカーさんです。
PC画面録画ソフトEaseUS RecExpertsの特徴は?
スクリーンレコーダー「EaseUS RecExperts(イーザスレックエクスパーツ」)は、まず何よりも操作がシンプルで簡単。
個人的に気になる特徴は、録画中にテキスト、線、矢印、画像を入れてビデオ編集が可能な点です。
一般的なPCスクリーンキャンプチャ機能、サウンド選択機能に加えて、録画中にリアムタイムで編集もできるんです。
ビデオ講義や会議での、メモ書きに便利ですね。
ノート代わりに使えそうです。
PC画面録画ソフトEaseUS RecExperts(イーザスレックエクスパーツ)の設定操作はいたってシンプル。
- 録画エリア:全画面やスクリーンの一部分を録画
- サウンド:マイクまたはシステム音を録音
- カメラ:カメラのオンオフを選択
録画範囲を指定し、サウンドとマイクの選択、カメラ機能を選択します。
画面録画以外のモード
画面録画以外にも、他のモードが選択できます。
- 画面録画
- 録音
- ウェブカメラ録画
- ゲーム録画
ゲーム録画モードでは、ゲームの実況動画を簡単に作ることができます。
ゲームレコードモードでは2D/3Dゲームの動作を自動的に検出し、4Kの高解像度で動画を作成出来ます。
またフレームレートが、20、30、60から選択できます。
一般的なフレームレートの目安が、テレビ:30fps、ゲーム:30fps/60fps、映画:24fpsと言われているので、十分な滑らかさかと思います。
スケジュール作成機能
EaseUS RecExperts(イーザスレックエクスパーツ)のユニークな他の機能は、スケジュール作成機能です。
PC画面録画のスケジュールを作成出来て、指定の時間にスクリーンレコーダーを自動的に実行し、画面を録画することが出来ます。
タスクを複数作成して、何個かの画面録画を同時に実行することも可能です。
スクリーンレコーダーでスケジュール録画機能が付いているものは、私は初めて出会いました。
画面録画がルーティーンで決まっている方には、便利な機能ですよね。
画面録画の設定
画面録画の設定をご紹介します。
設定1:録画範囲を選択
- フルスクリーン
- 範囲を選択
- 固定の領域
- ウィンドウを指定
画面全体なのか、画面一部なのか、録画エリアを選択しましょう。
「固定の領域」を選ぶと、いくつか画面サイズのオプションが出てきます。
「ウィンドウを指定」は、指定されたウィンドウのみが録画されます。
アプリを開いて、そのアプリをウィンドウにして録画すると、他の作業をしていても、そのソフト上の画面のみが録画されます。
ZoomやSkypeの録画に便利そうですね。
Zoomのアプリを指定して録画している間に、グーグルで何かを検索しても、その検索作業は録画されないというわけです。
タブ録画とは違い、ブラウザの特定タブを指定してもこのモードは使えませんので、ご注意を。
設定2:音声を選択
録画中の音声を設定できます。
- システムサウンド
- マイク
- システムサウンドとマイク
- 音声なしで録画
「システムサウンド」は、PCからの音声のみで自分の声は入りません。
PC音声と自分の声の両方を入れたい場合は、「システムサウンドとマイク」を指定しましょう。
自分側の音は入れずにシステムサウンドを使用して画面録画する場合は、PC本体の設定でステレオミキサー(Stereo Mix)を有効にしましょう。
設定3:カメラの選択
カメラの有無を選択します。
- フロントカメラ
- インカメラ
- カメラはオフ
画面を録画する時に、カメラ映像も一緒に入れることができます。
範囲を選択して録画を試してみた
実際に、画面録画を試してました。
「フルスクリーン」だと、全画面の4つ隅に赤いラインが入ります。
録画の「範囲を選択」すると、指定した範囲の画面サイズが表示されます。
今回は、「範囲を選択」して録画してみました。
「範囲の選択」が完了すると、「REC」ボタンが出てきます。
録画のカウントダウンが始まり、画面録画がスタートします。
録画の開始/停止は、F7でも出来ます。
初めて使う人にも、とっても操作が簡単ですね。
録画中の動画の編集
EaseUS RecExperts(イーザスレックエクスパーツ)は、録画中に簡単な編集が可能です。
テキスト、ハイライト、線、矢印、画像などを入れる編集作業が、録画と同時進行で出来ます。
録画中の画面はこんな感じです。
録画中画面の右下に、カウンターと編集アイコンが表示されます。
編集アイコンの一番右をクリックすると、ウィンドウが表示されます。
録画ウィンドウの下部分にも、編集アイコンがあります。
- スポットライト
- ズーム
- スクリーンショットを撮る
- アノテート
録画中の編集1:スポットライト
スポットライトは、画面全体を少し暗くローライトし、指定した部分だけにスポットライトを当てて、強調ができます。
画面録画中にショットカットキーF4を使用しても、スポットライト機能が使えます。
録画中の編集2:ズーム
ズーム機能で、部分的にズームアップが出来ます。
画面録画中にショットカットキーF10を使用しても、特定の部分を拡大表示することができます。
録画中の編集3:スクリーンショット
スクリーンショットは、録画中の画面を画像としてスクリーンショットで保存できます。
録画中の編集4:アノテート
アノテートは、メモ書きのこと。
下線を引いたり図形やテキストを加えたり、録画中の動画にメモを入れることが出来ます。
アノテートで、ハイライトを入れてみました。
「ハイライトツール」を選択し、流れる動画の画面上に、ハイライトを引きます。
「go the extra mile」のテキスト部分に、黄色のハイライトを入れてみました。
録画中なので、このまま動画は流れていきます。
ハイライトは消さないと、そのままその場所に残ります。
消すときは、「一番下のアイコン」を選択。
黄色いハイライトが消えました。
録画が終了すると、「録画リスト」表示されます。
YouTubeやGoogle Drive、Dropboxなどへの共有も、この画面から直接アップロード出来るので、時短になりますね。
録画後の動画の編集
動画編集は、録画中だけでなく録画後も可能です。
- トリミング
- クロップ
- 倍速変更
- ウォーターマーク
- オープニング・エンディング
録画後は、ビデオのトリミング、クロップ、モザイク加工、ウォーターマーク追加などが可能です。
編集したい動画は、「録画リスト」から選択します。
編集機能を3つ、ご紹介します。
録画後の編集1:倍速
倍速は、0.75〜2倍速に変更できます。
録画後の編集2:ウォーターマーク
ウォーターマークは、画像とテキストで入れられます。
テキストカラーは、ホワイトです。
フォントサイズは、デフォルトで指定されたものを使用します。
録画後の編集3:オープニング&エンディング
動画のオープニング&エンディングが追加できます。
テンプレートは決まっていますが、フォントスタイルが変更できます。
もっと編集内容をカスタマイズしたい場合は、「高度な編集」からVideo Editor(ビデオエディター)を使うことで、本格的なエフェクトを入れることが出来ます。
編集が終わったら、「エクスポート」して完了。
録画したビデオは、MP4、WMV、AVI、MOV、FLV、MPEGなど10個以上のフォーマットで保存可能です。
エクスポートが完了すると、下記の画面が表示されます。
EaseUS RecExpertsを試した感想
世の中の流れもあり、対面が減ってオンラインでの機会がグッと増えましたよね。
- アプリの使い方を画面を見せながら説明したい
- オンライン英会話などビデオ通話を記録して残したい
- ゲームのテクニックをYoutube用に録画したい
- Zoom飲み会の様子を動画を残したい
- 講義ビデオの作成や共有したい
- Web会議を録画したい
- オンライン学習の教材ビデオを録画したい
こんな方には、PC画面録画ソフトは作業効率を上げるので便利アイテムです。
EaseUS RecExperts(イーザスレックエクスパーツ)は、とにかくシンプルな設計で簡単。
そして、録画された動画は綺麗で滑らか。
スクリーンレコーダーの中には、動画が荒くてカクカクしてしまうもののあるので、動画の綺麗さはポイント高めです。
また、直感的に使えるUIデザインも良いと思います。
視覚的な情報量に過不足がないので、PCが得意分野でない方にも混乱がないと思います。
色々機能を詰め込んでも、わかりにくいUIだと結局全ての機能を使いこなせないことは多々あります。
ソフトウェアじゃないですが、炊飯器とかオーブン付き電子レンジとか良い例です。
「色々あるけどよく分かんないから、結局メインの機能一個しか使わない」的な。
ソフトの見た目がシンプルなのも良かったです。
ゴテゴテしたデザインが好きではないので、ビジュアルデザインも好みな感じでした。
私の場合は、備忘録的な画面録画がメインなので、メモ書きが出来る程度で十分ですが、
EaseUS RecExperts(イーザスレックエクスパーツ)は、必要最低限の編集機能のみなので複雑な動画編集には向きません。
中級者の方が編集内容の自由度をあげたい場合は、「高度な編集」からVideo Editor(ビデオエディター)を使えば、より本格的な効果を加えることが可能です。
個人的にあったらよかったなと思う機能は、ブラウザのタブを指定しての録画。
マルチタスクの人は、アプリのウィンドウ指定のように、タブ指定録画が出来たら重宝しますので、あったら更に良しでした。
EaseUS RecExperts(イーザスレックエクスパーツ)の動作環境は、Windows 7、Windows 8.1、Windows 10で、Macでは使えません。
体験版 | 完全版 | |
---|---|---|
録画時間 | 2分間 | 無制限 |
ウォーターマーク | × | ○ |
動画編集 | × | ○ |
アップグレードとテクニカルサポート | ○ | ○ |
価格 | 無料 | 2,390円〜 |
体験版だと録画機能のみですが、気になる方は無料の体験版から試してみると良いですね。
その後のアップグレード後の価格も、まずまず良心的です。
EaseUS RecExperts(イーザスレックエクスパーツ)は、
「あれもこれも要らない。複雑な設定なく、ただシンプルに画面録画がしたい。」
そんな、初心者の方にオススメです。