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PremiereユーザーがFilmoraをレビュー。VlogにFilmoraがおすすめの理由は?

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VlogやYouTubeなどを始める時に、まず悩むのが動画編集ソフト。

オススメのソフトとして選択肢に上がってくるのが、この2つ。

  1. Adobe Premiere Pro
  2. Filmora

私は現役Premiere Proユーザーですが、今回はFilmoraを使ってみました。

Premiere Proと比較しながらFilmoraの使用感をレビューしたところ、

感想はこちらです。

VlogはFilmoraが良い!

Premiere Proに行き着いた経緯

動画編集歴は浅いですが、ソフトは色々と試して8種類。

Premiere Proに行き着いた経緯は、元々Adobeユーザーだったから。

それだけです。

PhotoshopとIllustratorを単品で購入してましたが、ライセンスの更新時にセールになっていたCreative Cloudを購入。

「Creative Cloudに入っているし、どうせならPremiere Proを使ってみるか」

と、いくつか触ってた動画編集ソフトからPremiere Proに鞍替え。

ただ、先に正直に言います。

Premiere Pro、慣れるまで、むずいです。

動画編集ソフトFilmora(フィモーラ)

今回使い心地を試したのは、Wondershare社のFilmora。

Filmoraは世界150カ国で使用されていて、ユーザーは7700万を超える動画編集ソフトです。

読み方は「フィモーラ」。

フィルモーラと間違えそうですが、「 Filmora(フィモーラ)」です。

Wondershare

ソフト立ち上げ画面

Filmoraは、立ち上がりから直感的。

誘導してくれるので、「ここをクリックしたら良いのね」と分かりやすいUIです。

Premiere Pro

Premiere Proのホーム画面は、こんな感じです。

Filmoraに比べて、何ら指針はありません。

Adobeらしい画面です。

Adobeは専門性が高い分、直感的じゃないんですよね。

いくつか動画ソフトを使っていて、

使い方を検索しながら使うのは、これまででPremiere Proだけでした。

メディアのインポート

新規プロジェクトを作成すると、映像素材を「インポート」します。

自前のメディアだけでなく、ストックメディアが連携されているので、検索して好きなものを取り込めます。

Premiere Proはプロ向けでもあるので、こういった便利さはありません。

メディアの分割(トリミング)

動画編集で必ずやる作業は、メディアを分割

ハサミのマークで映像素材を分割できます。

ハサミのアイコンだとイメージが湧き、動画編集が初めてでもツールに辿り着けます。

Premiere Pro

同じメディアの分割作業をするのに、Premiere Proだとどれを使うと思いますか?

答えは、こちら。

レーザーツールです。

このアイコンを見ても、直感的要素はゼロです。

初めてPremiere Proを使うときは、クリップの分割すら検索しました。

ハサミマークの分かりやすさが、際立ちます。

c

メディアの分割:

Filmoraの方が直感的にツールが分かる。

分割作業自体の複雑さはPremiere Proにもない。

クロップ

クロップも頻出作業です。

Filmoraはアイコンですぐに発見できるので、クロップも迷いませんね。

写真のトリミングと同じで、フレーム上の不要な部分をカットできます。

Premiere Pro

Premiere Proの場合は、クロップボタン、アイコンはありません

あらゆる作業は「エフェクト」から選択して、クリップに乗せるような作業の流れになります。

どこにクロップのエフェクトがあるかと言うと、

「エフェクト」→「トランスフォーム」→「クロップ」

慣れればどうってことないんですが、最初は分かりづらいですよね。

そして、私は初めてのクロップでかなり苦戦しました。

作業を正しく手順を踏んでしているはずなのに、なぜか適応されない。

Adobeには特有の操作性があります。

他のAdobeソフトでも同じなんですが、

画面上では表示されていても、エフェクトやメディア、レイヤーが「編みかけ」になっていないと、作業上は実は選択されていないんです。

選択されてないので、効果が適応されない。

Adobeに慣れてないと、ぶつかりがちな壁です。

クロップ:

ツールの見つけやすさ、操作のシンプルさはFilmoraが圧勝。

スピード

Filmoraのスピードの調整は、メーターのアイコンで分かりやすい。

フリーズやリバースも、同じ場所からできます。

細かく刻む場合は、「速度をカスタム」に入ると調整が可能です。

数値は0.01単位になってます。

Premiere Proは、アイコンはありません。

メニューバーの「クリップ」→「速度・デュレーション」から速度調整を行います。

スピード

Filmoraはアイコンがあるので、初めて使う時に分かりやすい。

Premiere Proは初めて使うときは場所が分かりづらいけど、スピード調整の操作に複雑さはない。

色彩補正

個人的に重要ポイント「色彩補正」。

こだわった編集はしませんが、色を大事にしてます。

Macになので、以前はiMovieを使ってましたが、iMovieじゃ足りないんですよね。

Filmoraは分かりやすく、色補正のアイコンがあります。

アイコンがパレットなので、こちらも直感的に「色」だなと分かりますね。

補正画面を開くと、プリセットが表示。

ナチュラルで雰囲気のあるフィルターが用意されています。

「調整」タブに移れば、各項目を手動で調整が可能です。

色彩補正:

Premiere Proには劣るけど、思った以上に色を調整できる。

UIも良く、ある程度、項目が絞られていて分かりやすい。

フィルターの種類

Filmoraの強みの1つはフィルターだなと感じました。

お洒落だし、さりげない。

実用性の高そうなものが多いです。

フィルターをかけなくても、色味が見れるのも良いです。

Premiere Proにも沢山フィルターがありますが、フィルター名だけで、画像ではリスト化されていません。

選ぶ時は、実際に選択して、プレビュー画面で雰囲気を見ながら選ぶことになります。

Filmoraのようにリストが画像だと、雰囲気を掴み易いので時短です。

フィルター:

フィルター後のイメージが直ぐに分かるので、Filmoraのフィルターは選びやすい。

色補正:フィルターを使う

色補正にフィルターをかけてみましょう。

「色補正」をクリックすると、画面が変わります。

プリセットから良さげなのを選択。

フィルター後の空の色が少し気になります。

群青ぽい青い空なので、青みを弱めてちょっとレトロな印象にしたいと思います。

色補正:微調整する

プリセットの隣にある「調整」へ移動。

調整できる項目は、色々と揃っています。

今回は、HSLの色相から、ブルーを選択。

青みを弱めて、前後の動画と相性を調整しました。

こちらのクリップでは、フィルターをかけた後に、ライトを調整しました。

「オリジナル」→「フィルター」→「ライト調整」の変化はこんな感じです。

ちょっと柔らかい印象になりました。

色調整:

Premiere Proレベルでの細かい調整はできないけど、かなり色調整は充実。

調整の簡単さは、Filmora。

iMovieなどでは対応出来ないレベルの調整がFilmoraでは可能。

色補正:カラーマッチング

色を補正するときに、他のクリップの色味に合わせることが出来ます。

シーンやアングルが変わると色味が変わるので、これは便利。

今回は、このカットをカラーマッチします。

カラーマッチ」を選択すると、ウィンドウが変わります。

比較表示」をクリックすると、他のフレームを並べることが出来ます。

合わせたいフレームを選択し、「一致する」をクリック。

色味が調整されました。

仕上がりが良いです。

マッチさせたフレームが黄味が強いから、もっと黄色い仕上がりになるかと思いきや、とっても仕上がりがナチュラル

マッチングのクオリティ高いので、色調整なしで終わり。

右がカラーマッチ前、左がマッチ後です。

カラーマッチ:

Filmoraのカラーマッチのクオリティは良い。

Premiere Proは、カラーマッチの場所は初めはやや見つけにくい。

テキスト

Filmoraでは、使えるテキストがデフォルトで沢山用意されています。

モーション付きのタイトルや字幕など、センスの良いプリセットが揃ってます。

これは良いですね。

Premiere Proはゼロから自分の好きに作り込める利点はありますが、こういった素材は用意されていません。

既存のものを流用しながら楽してオシャレにまとめたい方は、Filmoraのテキストは使えます。

既存とは言え、行間を詰めたり文字間を調整したりなど出来るので、調整は可能です。

テキスト:

Filmoraのテキストのテンプレートが豊富。

お洒落で使いやすそうなデザイン。

ゼロからアニメーションなど作らなくても、既存のものを流用しながら仕上がる。

Premiere Proの場合は、自分でゼロから作る。

トランジション

クリップとクリップをつなぐトランジション。

トップバーに、「トランジション」があるので迷いません。

普段、Premiere Pro見慣れているので、この画面を見て「すごい優しい」と思いました。

とっても直感的です。

トランジションの効果が一目で分かります。

Premiere Pro

Premirere Proの場合は、トランジションもエフェクトから選択します。

Filmoraにあるような、イラスト的なものは皆無です。

ある程度効果の意味が分かっていないと、迷って時間がかかります。

トランジション:

Filmoraは、効果がイラストで可視化されているので選びやすい。

オーディオ

Filmoraでは、音楽も豊富で217曲も用意されています。

プレビュー画面ですぐ聴けるのが良いですね。

ダウンロードしないと聴けないソフトもあるので、その辺は便利。

Filmoraは、フェードアウト、フェードインの調整も一目瞭然です。

Premiere Pro

Premiere Proの場合は、音楽は自前で用意です。

BGMのプリセットはありません。

Premiere Proの場合、曲をフェードアウトしたい場合は、

「オーディオトランジション」→「クロスフェード」→「指数フェード」

指数フェードがフェードアウトとは、初めは分かりませんでした。

オーディオ:

音にこだわりがある場合は、Premirere Proが良いけど、

単にBGMをつける程度なら、Filmoraで十分対応可。

その他の機能

今回作ってみた動画では触っていない「その他の機能」をご紹介します。

カスタムアニメーション

Filmoraはプリセットが既に充実してますが、自前でもアニメーションを作成できます。

モーショントラッキング

モーショントラッキングは、使い道色々です。

顔にイラストを載せたり、被写体やキャラクターに名前を追随させたり。

グリーンスクリーン

グリーンスクリーンで背景が変えられます。

YouTubeでゲーム実況動画などを撮る場合は、雰囲気が増すので使える機能です。

エクスポート

編集作業が終わったので、エクスポートします。

トップバーにあるで、「エクスポート」をクリック。

ちなみに、Premiere Proはボタンはありません

「ファイル」→「書き出し」→「メディア」です。

Adobeソフトは大体、「ファイル」→「書き出し」でお馴染みの流れですが、Adobeに慣れていない方だと、ココでも迷うかもしれません。

「エクスポート」ボタンがあるのでFilmoraは優しい。

ファイル形式のオプションはPremiere Proほどじゃないですが、多めです。

YouTube動画なら、十分の選択肢ですね。

諸々選択して、「OK」をクリック。

無料プランの場合は、動画にウォーターマークが入ります。

ウォーターマークは帯で入るので存在感強めです。

最終的には透かしなしでエクスポートしたいことろですが、

一通りの作業が無料プランで試せるので、まずはFilmora(フィモーラ)の使用感を見てみると良いですね。

今回は、旅行的なコンセプトで動画を作ってみました。

2つ目のSightseeingの動きが少しカクカクしてますが、これは元素材によるものです。

初めてFilmoraを触ってみたけど、とっても簡単です。

一度も使用方法を検索することもなく、サラッと作業できました。

動画初心者でも分かりやすい直感的な作りで、したい作業までのクリック数が少ないのもポイント高いです。

総合の感想:

  • UIが直感的で分かりやすい

  • ゼロから組み立てなくても、オシャレなプリセットをカスタマイズできる

  • 初めてでも作業が早く終わる

  • フィルターやテキストのセンスが良い

ココは、Premiere Proに軍配

使ってみて、Vlog系のYouTubeや結婚式のムービーであれば、Filmoraで十分だと思いました。

十分どころか、お洒落なタイトルやフィルターのプリセットが豊富なので、より適しています。

ゼロからタイトルアニメーションとか作るの大変ですもん。

一方のPremiere Proはプロも使うソフトなので、ゼロから全てを組み立てて自分好みに編集が可能です。

私が普段使う機能の中で、「マスク」がないのが唯一のFilmoraの足りないポイント。

色を調整するときに、Filmoraの色調整の場合は同じ色味は引っ張られます。

Premiere Proは、同系色があってもマスクをかけて「このエリアのココだけ色を変える」という作業が出来るわけです。

画像を例にすると、「ネイルのグリーンだけ色を変えたい」という時です。

この場合、同系色のオリーブや背景も引っ張れてしまいますが、マスクをかけることによって、ネイルのグリーンのみを色調整できます。

また、マスクをかけて、映り込みなど不要物を削除したり。

こういった細かい色調整などは、Premiere Proが適したソフトです。

ただ、どこまで細部にこだわるかの話でもあります。

Premiere Proでマスクがかけられるから私は使ってますが、無きゃ無いでも動画は成立することも多いような気がします

Filmoraではマスクは出来ませんが、Filmora Proではマスクがかけられるので、Premiere Proのような細かい編集作業が可能です。

VlogにFilmoraがオススメな理由

カラオケ屋さんを想像してみてください。

音量やエコー、BGMなどの調整は、みなさん直感的に出来ますよね。

Filmoraの「直感的に出来る」というのは、こんなイメージです。

一方、Premiere Proはこんな感じ。

プロが使うオーディオミキサーを前にすると、

どれをいじれば音量が調整できるのかも、一瞬では分からない。

プロ向けのソフトなので、とことん作り込むには最適です。

ただ、如何せん直感的ではないので、バックグランドがない方は慣れるまでは少し難しいです。

Premiere Proが向いている人

  • Adobeの他のソフトでAdobeに慣れている方

  • 細部までこだわって、ゼロから動画作りをしたい方

  • 上級レベルの編集を目指す方

YouTube動画と括ると編集も多岐に渡りますが、

Vlog系の場合はテロップや凝ったアニメーションなどはあまり使わず、

シンプルな見栄えで、色味などをオシャレに見せる感じが多い気がします。

お洒落なフィルターが充実していて、

かつ調整も簡単にできるFilmoraは、まさにVlog向き。

直感的なソフトで習得も一瞬なので、動画初心者にもオススメできます。

Filmoraが向いている方

  • 初級〜中級の方

  • 時短で編集作業したい方

  • プリセット利用しながらお洒落な動画をサクッと作りたい方

  • ライフスタイル系のVlogを始めたい方

1年間の有料プランでも、Filmoraは6,980 円(税込)。

Premiere Proは28,776 円*(税込)なので、Filmoraは価格も良心的です。

(*2021年9月末現在。Premiere Proの価格はかなり変動します)

無料で全機能を試せるので、検討中の方もまずは Filmora(フィモーラ)を触ってみましょう。

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