スーパーフード、アンチエイジングナッツとして注目されている「くるみ」。
今回はくるみの栄養と栄養価が高いくるみの選び方をご紹介します。
くるみに含まれる栄養成分は?
くるみはスーパーフードとも呼ばれています。
一番注目の栄養素は、血液をサラサラにして生活習慣予防にもなるオメガ3脂肪酸。
また、美肌や健康に欠かせないビタミン・ミネラル類、抗酸化作用のあるポルフェノールなどアンチエイジング効果の期待できる栄養素もたっぷり。
かみごたえもあるのと栄養価が高いので、小腹が空いた時のおやつにもオススメです。
オメガ3脂肪酸とは?
オメガ3脂肪酸には、コレステロールを下げる効果や中性脂肪を下げる効果があり、高血圧や動脈硬化などの心血管疾患の予防・改善が期待できます。
くるみを片手でひとつかみ(10粒程度)で、1日に必要なオメガ3脂肪酸脂肪酸を摂取できます。
ポルフェノール
ポリフェノールの抗酸化作用で活性酸素を抑制することができます。
ポリフェノールはいま注目の栄養素で、目の疲れを癒す、中性脂肪燃焼効果、抗酸化効果、美容効果など嬉しいメリットが盛りだくさんの特徴があります。
美肌やアンチエイジングだけでなく、動脈硬化の予防、高血圧など生活習慣病の予防効果も高い栄養素です。
ビタミンE
抗酸化ビタミンとも呼ばれるビタミンEは、活性酸素の働きを抑えて体の老化を防いでくれます。
脂質の生成を抑えて酸化を防いでくれるので、老化やがん、動脈硬化などの予防に効果的な栄養素です。
また、抗酸化作用が女性ホルモンのバランスを調節し、更年期障害、月経痛などの症状を改善する働きもあると言われているので、特に女性には大切な栄養素の一つです。
ビタミンEはビタミンCと一緒に摂ることで、抗酸化力が高まります。
ビタミンB1
糖質の代謝をサポートするビタミンで、疲労の原因となる「乳酸」が体の中に溜まるのを防いで、疲労回復の手助けをしてくれます。
ビタミンB1が不足すると、糖質をエネルギーに変えることができず、だるい、食欲が出ない、疲れが取れないなど、夏バテのような症状がでます。
ビタミンB1は水溶性で熱に弱いので、非加熱で摂取するのがオススメです。
亜鉛
亜鉛はターンオーバーを促してくれます。
健康な細胞を作りだして肌の代謝を促すことで、元気な肌へと導く美肌効果が期待できます。
妊活や妊娠中の胎児の発育にも欠かせない栄養素です。
栄養価の高い生くるみを食べよう
くるみは加工状態で種類が分けられ、くるみを剥いたままの状態の「生くるみ」と、素焼きした状態の「ロースト」(素焼き)していないくるみのことです。
巷ではローストが主流ですが、ローストすると熱でビタミン類が減少し脂質は熱で酸化してしまうので、栄養価が高い生くるみがオススメです。
ポリフェノールの含有量に関してはローストによって増加すると言われています。
生くるみは火を入れていないので、ローストよりもやわらかい食感になります。
いくら栄養価が高いと言っても、脂肪分が多いので、食べ過ぎは脂質の過剰摂取でニキビなどに繋がるので、1日10粒を目安に食べましょう。