毎日シャンプーしているのに、なぜか頭がかゆくなる。
夕方になるとかゆみが増す。
季節の変わり目は、肌だけでなく頭皮のコンディションも変化するので、普段は問題ない人も頭のかかゆみに悩んだりします。
どうしたら、このヒリヒリしたかゆみから開放されるのか。
頭を洗い足りないのか、それとも洗いすぎなのか。
頭のかゆみの原因とともに対策方法をみていきましょう。
頭がかゆい原因は?
- 皮脂を好む雑菌が繁殖
- 頭皮の乾燥
- シャンプーやスタイリング剤が合わず過敏反応によるもの
- 皮膚疾患によるもの
この他にも、特に夏場は、
- 汗や帽子による頭の蒸れ
- 紫外線によるU頭皮のバリア機能低下
なども、頭のかゆみの原因となります。
かゆみの原因1:皮脂量や頭皮や汚れによる雑菌(洗い足りない)
頭皮は体の中でも皮脂量が多く、風通しも悪いので蒸れやすく細菌が繁殖しやすい環境にあります。
もともと脂性で皮脂の分泌が多い体質の人や、シャンプーが不十分で頭皮の汚れや皮脂が溜まって細菌が繁殖する場合とがあります。
かゆみの原因2:乾燥肌や洗浄のしすぎによる頭皮の乾燥(洗いすぎ)
皮脂の分泌が足りない乾燥肌の場合は、肌と同じように頭皮も乾燥します。
また、洗浄力の強いシャンプーや洗い過ぎによっても、乾燥が起こります。
乾燥し頭皮の免疫が低下した状態により乾燥性フケが発生することがあります。
かゆみの原因3:シャンプーやスタイリング剤の刺激(洗うものが合っていない)
自分の肌に合わないシャンプーやスタイリング剤で、
肌と同様に頭皮が炎症を起こし、かゆみが出ることがあります。
また、シャンプーのすすぎ残しもかゆみの原因の一つになります。
夏場は、汗をかき頭が蒸れてしまい、それが刺激となってかゆみが出ることもあります。
かぶれは、接触性皮膚炎と呼ばれ、特定の物質に触れると皮膚が赤くなり、かゆくなります。
皮膚だけでなく、シャンプーやスタイリング剤の成分が合わなかったり、きちんと洗い流さなかったことが原因で頭皮でもかゆみが起こります。
顔や肩など体にも洗い残しがある場合、肌にも炎症を起こす場合があります。
頭のかゆみの原因となる主な疾患
疾患によるかゆみであれば、病院で適切な薬を処方してもらう必要があります。
分からない場合や疑わしい場合は我慢せずに、まずは皮膚科で相談しましょう。
病気でなければ、それだけでも安心です。
頭のかゆみの原因となる代表的な疾患はこちらです。
頭ジラミ症
頭ジラミは頭皮に寄生する吸血性の昆虫です。さされるとしばらくして激しいかゆみが起こります。プール、サウナ、温泉での感染の他、頭ジラミに感染している人と共有した帽子やタオル、枕などから感染します。
アトピー性皮膚炎
ハウスダストや食べ物などの原因物質によって引き起こされるアレルギー疾患です。乳幼児期では、顔や頭皮、耳などの皮膚がジクジクして赤く腫れたり、皮膚が乾き硬くなったります。思春期ごろに治まる人が多いのですが、出産などを機に体質が変化し、再発することもあります。
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)
皮脂の分泌異常や細菌感染などが原因で起こります。主に皮脂の分泌が盛んな頭や顔、胸、脇の下が赤くなり、粉が吹いたような状態になりますが、かゆみはそれほど強くありません。頭の場合にはカサカサになった大きなフケが頭皮に大量に発生し、頭の臭いが強くなることもあります。
乾癬
皮膚の表面の角質層に炎症を起こし、境界がはっきりした赤い発疹と、発疹の表面にフケやかさぶたに似た塊が生じる疾患です。強いかゆみと、再発を繰り返すのが特徴です。発疹は頭部からでき始めることが多く、徐々にひじ、膝、腰など皮膚がこすれやすい部分に広がります。かきこわして細菌やウイルスに感染すると、膿をもったり、関節が腫れて痛んだりします。
自宅で今日からできる頭皮のかゆみケア方法
疾患ではない、脂性や乾燥性の頭皮のかゆみであれば、自宅でのケアでかゆみは軽減できます。
まずは、自分にあったヘアケア剤を選び、丁寧にシャンプーを行いましょう。
そして、雑菌が繁殖しないように寝る前にはしっかりとヘアドライをし、枕カバーも頻繁に変えましょう。
かゆみ対策1:シャンプーで頭皮の汚れをしっかりと落とす
シャンプー剤をつける前に、まずお湯で頭皮を予洗いをして、指の腹で汚れを丁寧に洗いましょう。
シャンプーはすすぎ残しのないようにしっかり流しましょう。
シャンプー時間の目安は7〜10分間です。
正しい頭の洗い方の詳しい方法はこちらの記事をご覧ください。
かゆみ対策2:頭のかゆみ対策に頭皮のスペシャルケアを取り入れる
頭のかゆみ対策には、スカルプシャンプーやスカルプローションなど、頭皮用のスペシャルケアを取り入れましょう。
シャンプーはサイズも大きく普段使っているものから別の変えるのに勇気も入りますが、ローションは容量も小さく、体調や季節に合わせて使うことができます。
敏感な肌の方は、値段もお手頃なキュレルから始めるのがおすすめ。
アルコールフリーなので、スースーしません。
ノブは皮膚科とも提携している敏感肌の心強い味方です。
低刺激で優しい処方なので安心して使えます。
シャンプーと併用もおすすめ。
乾燥性のかゆみやフケでお悩みの方向けの頭皮ローション。
価格も手頃なので導入におすすめです。
こちらはアルコール入りです。
パッケージもおしゃれで、ファンも多いミルボン炭酸クレンジングシャンプー。
しっかり頭皮が泡洗浄できるので、脂性の頭皮のべたつきやニオイなど皮脂が気になる人に効果的です。
頭皮のかゆみ、モヤモヤを感じたら今までのシャンプーやシャンプー手順を見直して、原因を突き止めましょう。
頭皮のかゆみ改善への道は必ずあります。
スカルプケアには、電気ブラシがオススメです。
歯ぎしりで側頭筋がガチガチだったのが、電気ブラシで格段に改善されました。
電気ブラシの使い方は、こちらの記事で紹介しています。