お風呂のお湯に塩を入れて浸かるだけの「塩風呂」。
塩の発汗作用や入浴の温浴効果によって、老廃物の排出、肩こり・腰痛の改善、ダイエットや美肌効果などメリットがたっぷりなんです。
今回は、簡単で手軽なのに効力は絶大な塩風呂の効果と方法をお伝えします。
塩風呂の発汗効果
塩風呂の優れたポイントは高い発汗作用です。
塩がお湯に溶けるとNa+、CI-という2つの電解質に分けられ、肌への浸透率が通常のお湯より高くなり、毛穴の奥まで届いて、汗と一緒に毛穴から汚れを排出してくれます。
半身浴でも汗をかきにくい方は、塩を入れてみてください。
塩風呂の肌への効果
汗と一緒に体内に蓄積された老廃物や毒素を排出されるので、体全体の美容効果が期待できます。
塩分は肌をコーティングする役割があり、保湿を高めて熱を逃がさないようにします。
また、塩には殺菌効果があるので、肌トラブルの予防にもひと役買います。
塩風呂の肩こりや腰痛、ダイエット効果
塩に含まれる豊富なマグネシウムは、肩こり・腰痛を引き起こす筋肉の緊張状態を解消してくれます。
また、塩分が加わる事で水中の浮力が増してリラックス効果も高まります。
塩風呂は高い保湿効果によって大量に汗をかくので、代謝が改善されて基礎代謝量がアップし、ダイエット効果も期待できます。
塩の選び方と塩風呂の入浴方法
それでは毒素や汚れを排出して、体内からキレイに塩風呂の入浴方法を紹介します。
塩風呂の塩は、食塩ではなく、「粗塩」や岩塩などの「天然塩」を使いましょう。
精製された塩は人工的に作られた塩化ナトリウムの塩であることが多く、カルシウムなどのミネラル成分が含まれてないので、美肌効果が下がります。
塩の量は、少量の大さじ3杯から試してみて体調をみましょう。
- 40度前後に沸かしたお風呂に塩を適量入る
- 半身浴で湯船に10分浸かる
- 一度出て、シャワーで洗い流す
- 半身浴で湯船に10分浸かる
- 体を洗い、シャワーで洗い流す
粗塩のお風呂は毎日のお風呂の入浴剤としてもオススメです。
塩でお湯が柔らかくなります。
また、保温効果でお湯が冷めにくいのも特徴です。
時間があれば週2~3回塩風呂として浸かるのが効果的です。
さらには皮膚に傷がある場合、塩は肌への浸透率が高いため「痛み」を伴う可能性があるので、その際は控えておきましょう。
汗をかくので脱水症状にならないように水分補給も心がけましょう。
塩風呂の効果を更に高めるなら、岩盤浴ストーンを入れてみましょう。
入浴時に遠赤外線効果のある天然石をお風呂に入れると、遠赤外線による保温効果で足先までじっくりと内側から温まります。
入浴剤との併用もでき、体のポカポカが長続きするので、冷え性の方や代謝を上げたい方にオススメのアイテムです。
コスパも良く手軽な塩風呂。
スッキリしたいとき、リフレッシュしたい時にお試しください。