台風や強風など自然災害だけでなく、海外だとストライキなどで飛行機が数日間飛ばないなんてこともしばしば。
せっかく海外保険に加入したのに、「申請書類の不備で保険おりなかった」なんてことにならったらもったいない。
万が一の時に、賢く海外保険金を申請できるように、渡航前に申請方法を確認し必要な書類をちゃんと手元に残して帰国しましょう。
航空機遅延費用保険金を申請するために必要なものは?
航空機遅延費用保険金を申請するためには、書類や領収書が必要になります。
- 支払った費用の領収書
- 航空会社からの遅延/欠航証明書(certificate of delay/cancellation/diversion)
- 搭乗予定であったことが確認できる書類(搭乗券・eチケット控えなど)
- 実際に搭乗した便が確認できる書類(搭乗券・eチケット控えなど)
- パスポートの日本出入国スタンプ欄・署名欄のコピー
空港に行く前に欠航になり窓口に行かなかったり、空港でもらい忘れてた場合でも、航空会社からの遅延/欠航証明書は航空会社のWEBサイトでも発行してくれるところもあります。
上の画像は、実際にJALのWEBサイトからダウンロードした欠航/遅延証明書です。
航空機遅延費用の補償とは?
支払い対象の条件を満たしている航空機の欠航や遅延が発生した場合、その航空機遅延によって負担することになった金額を支払ってくれるという保険内容です。
保険の種類によって補償額の限度はそれぞれですが、1回の事故につき2万円を限度としている保険が多いようです。
また、クレジットカードに付帯している海外保険では荷物の遅延については補償があっても、航空機遅延は補償していないことが多いので、ご自身の保険内容を確認してくださいね。
支払対象となる航空機遅延とは?
- 出発地(着陸地変更によって着陸した地を含む)で、搭乗する予定の航空機が、6時間以上の出発遅延、欠航、運休もしくは、搭乗予約受付業務の不備による搭乗不能、または搭乗した航空機の着陸地変更により、6時間以内に代わりの航空機を利用できない場合
- 乗継地において、搭乗した航空機が遅れて(出発遅延、欠航等または着陸地変更を含む)、乗継を予定していた航空機に搭乗できず、乗継地への到着時刻から6時間以内に代わりの航空機を利用できない場合
2時間くらいの飛行機の遅れでは補償の対象外なので、注意しましょう!
航空機遅延の費用でどんなものが支払い対象なの?
- 宿泊施設の客室料金
- 食事代
- 国際電話料等通信費
- 目的地において提供を受けることを予定していたが、提供を受けることができなかった旅行サービスの取消料
- 宿泊施設への移動に要するタクシー代等の交通費
- 目的地へ飛行機以外の交通手段を利用した場合の費用
私は実際に、パリのシャルル・ド・ゴール空港でストライキに遭遇し、数日間飛行機は飛ばないよ、と窓口でさらっと言われてしまいました。ストが始まりたてで再開がいつになるかわからず数日間待つもの時間がもったなかったので、鉄道で移動することにしました。
幸いにも、AIGの海外保険に入っていたのでその鉄道代と飲食代は全て回収できました。
海外保険はいざというときに役立つので、安心を買うためにも入っておくのをおすすめします。