洋楽歌詞で覚える英語シリーズ。
本日は「like a moth to a flame」。
海外ドラマやドキュメンタリーなど観ていても、ちょくちょく耳にします。
like a moth to a flame
「like a moth to a flame」は、
直訳すると、「蛾が炎に引き寄せられるように」。
この表現は、直訳のままでも良いんです。
大事なのは、映像です。
- 蛾が炎の明るさに引き寄せられる
↓
↓
↓ - 結果、飛び込んだ先は火で焼け死ぬ
つまり、「飛んで火にいる夏の虫」という訳です。
「飛んで火にいる夏の虫」とは、
昆虫が炎の光につられて飛び込み、身を焼かれてしまうように、
自ら進んで危険な場所などに飛びこんでいくこと。
吸い寄せられるように近づいて、そのまま「自滅」する感じをイメージすると良いですね。
like a moth to a flame
[ 飛んで火に入る夏の虫 ]
Shawn Mendes「Stitches」
Shawn Mendesの「Stitches」。
ひどい振られ方をして、ズタズタな気持ちを歌った曲です。
Just like a moth drawn to a flame
Oh, you lured me in, I couldn’t sense the pain
Your bitter heart, cold to the touch
Now I’m gonna reap what I sow
I’m left seeing red on my own
Stitches by Shawn Mendes
炎に飛び込む蛾のように
君に引き寄せられた
痛みに気づけなかったよ
君の心は意地悪で触れると冷たい
自分で蒔いた種は回収しなきゃね
自分に怒りを感じるよ
身を滅ぼすような恋に飛び込んで、傷つけられてしまった訳ですね。
ショーンメンデスは、奔放な女の子に振り回される歌が多いのは気のせいだろうか。
洋楽は、英語表現の宝庫です。
曲のイメージも含めて覚えると記憶に定着しやすいので、洋楽は本当にオススメです。
色男ジョーイも使う
大人気シットコム「フレンズ」で、モテ男のジョーイもこの表現を使います。
Joey:Look, what am I gonna do? I’m not flirting, but still, I’m drawing her to me like, like a moth to a flame!
ジョーイ:なぁ、俺はどうしたらいい? 俺は誘ったりしたりしてない!けど、彼女が寄って来ちゃうんだよ、炎に寄ってくる蛾みたいに!
俺にその気がなくても、あっちが勝手に寄ってきちゃうんだよ、みたいな。
「蛾みたいに引き寄せちゃうんだ」ということ。
Gホイホイならぬ、Girlsホイホイ。
さすが、モテ男ジョーイです。
「Like a moth to a flame」
意思とは関係なく強く引き寄せられる時には、
恋愛以外でも使える表現なので、会話で使ってみましょう。
フレンズは、日常会話の勉強にとっても良い教材です。
私は仕事でしか英語を使わなかったので、日常会話が本当に苦手でした。
フレンズを観まくって、カジュアルな表現がかなり身につきました。
時代背景は今とは違いますが、日常会話の勉強にはとってもオススメです。